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2018年度 高浜青年会議所 理事長所信

 

所信

41代理事長  神谷 宗孝 

 【はじめに】

 日本は四方を海で囲まれた島国であり、その環境下ゆえの文化が各地で根付いています。その土地その土地での風習は我々日本人も知らないことが多々あり、実際に触れてみると感動することも多く、とても美しい文化となって存在しています。しかしながら近年は、インターネットの発展に伴い多くの情報が簡単に入手できる時代になった影響なのか、自分の故郷よりも首都圏や諸外国の情報に左右されることが多くなってきたと感じることがあります。私たちは愛するまちに対し、もっと目を向けなければいけません。
 高浜市には代表的なものに「三州瓦」や「とりめし」などがあり、高浜市がどのように発展してきたかを知り、今一度昔から受け継がれてきた産業や文化に目を向けるとともに、諸先輩方がどのようなまちづくりを展開してきたか、どのようにまちが発展してきたか関心を向けてみましょう。発展の要因はその時代背景などによってさまざまでありますが、いつの時代も決して変わらないことは、まちを愛する人材が中心となって行ってきたことです。その中で、高浜青年会議所は40年の歴史があり、今まで「明るい豊かな社会の構築」という崇高なる目的を高く掲げ、地域の発展や人材育成など幅広い活動・運動を展開し、このまちを支える人材を多く輩出してきました。しかし、その道のりは決して平坦な道のりではなく、その時代その時代に様々な問題に直面し、その都度乗り越えてきました。そしてその強い精神は私たちに受け継がれています。
 
崇高なる目的を掲げ問題に真摯に向き合い、英知と勇気と情熱をもって活動していくことこそが「明るい豊かな社会の構築」への道であり、我々の活動力の源で諸先輩方が歩まれてきた不変の思いを受け継ぐ唯一無二の道なのです。

【会員拡大】 

昨今、社会情勢や環境の変化のせいか高浜青年会議所は会員数の減少という問題に直面しています。この問題は、常習的な問題であり、高浜青年会議所にとって会員拡大は最重要事項の一つであると言っても過言ではありません。なぜならこのまま会員数の減少が進めば存続自体が危惧されるからです。
 より多くの同志を募りましょう。我々の活動・運動の幅を広げ、多角的なアプローチをしていくためにも個々のスキルアップは欠かせませんが、数もまた力です。多くの同志が集まり、活動・運動を展開することで、より大きなうねりを生むことができるはずです。我々の住むまちのためにも、高浜青年会議所メンバー全員が一丸となって同じ目的をもった同志を募り、一人でも多くの仲間を増やしていくことが高浜青年会議所への感謝であり、現状を打破する拡大活動こそが、我々の責務と認識し全員拡大活動を展開してまいります。

【ひとづくり】

私たち青年会議所メンバーは青年会議所活動だけをしている訳ではありません。仕事や家庭などの大切な時間を割き活動をしています。その中で会社や家族のためにも私たちは成長し続けなければいけません。青年経済人としての自覚を持ち、常に向上心を持って取り組み、責任を果たせる人材となることこそ重要であり、会社や家族への感謝の気持ちを表す方法と考えます。
 また、我々の活動は自己研鑽の場においても内部に留まる必要はありません。活動の輪を広げ外部と刺激をし合えるような活動を展開してまいります。

 【LOM運営】 

現状の会員数は活動・運動だけで周りに想いを伝播させていくのに十分な人数とは言えません。だからこそ情報発信を充実したものにし、我々の活動を発信してまいります。今の時代に何が効果的なのかを検証し、情報を広めていくとともに、メンバーも情報を共有し、円滑なLOM運営を行ってまいります。
 また、青年会議所活動を充実したものにしていくためにも結束力や団結力の向上は必要不可欠です。同じ時代に同じ場所で活動できることに感謝し、お互いが尊重し合いながら汗を流すことでより強い結束力や団結力となり、友情は生まれ育っていきます。
 高浜青年会議所のもと縁あって活動できることに感謝し、お互いが刺激し、経験を積んでいきながら友情を育み生涯の友になりましょう。   

【青少年育成】 

 「子どもたちは地域の宝であり希望である」
 社会において子どもたちのまっすぐな成長は、今まさに社会で活躍している私たちにとっても、大きな使命であるからこそ、青少年育成は重要な課題であると考えます。人はいろいろな人と触れ合い、さまざまな経験を通じて成長していきます。だからこそ私たちは、子どもたちの成長に多大な影響を与えているのを自覚しなければいけません。そして今後の地域を担っていく子どもたちに対し、まっすぐに成長していけるために、いろいろな人と触れ合い、さまざまな体験や経験の機会を与えましょう。また、私たちも常に向上心をもって共に学んでまいります。

【理解者を増やそう】 

青年会議所の活動・運動は、崇高な目的を掲げながら自発的に展開されるものであり、三信条の下すべての人に対し、さまざまな魅力があります。我々は青年会議所の魅力をもっと伝播していきましょう。我々の活動・運動に対して地域・会社・家庭など、我々が関わるすべての人に理解者となってもらうように努めることで、我々の存在意義は増し、必要とされる存在になるのです。そのためにも、さまざまな方法で活動・運動を展開し、高浜青年会議所の理解者を増やしてまいります。


【おわりに】 

 日本人は昔から道徳心ある民族であることは間違いなく、胸を張るべきことです。しかし、思いやる心と自己犠牲は決して同じではありません。 

「あなたは幸せですか」 

人それぞれ考え方も違えば、育ってきた環境も違います。そもそも幸せに定義はありません。しかし、それを自分ひとりの力だけで感じることは決してできません。なぜなら幸せとは周りに対して愛情を抱いて接することで、周りから幸せを感じることができる環境を与えてもらっているからです。そして同じように自分の環境が周りに対しても影響しているからこそ自分自身のためだけではなく、すべての人のためにも幸せにならなければいけないのです。
 いま現在の生活を見つめなおしてみましょう。当たり前の環境は当然ではありません。今一度自分の環境に感謝しましょう。そして常に謙虚でいましょう。青年会議所は決して恥ずることのない崇高なる目的を持ち活動をしているからこそ謙虚でなければいけません。傲慢であってはただの自己満足にすぎないからです。 

「あなたは青年会議所に何を求めていますか」 

外から求められていることと、私たちが投げかけることは必ずしも一致するとは言えません。だからこそ周りの視線を常に意識し耳を傾け、襟を正し、ひとりひとりが愛を胸に抱き活動していくことで、より愛される美しい団体となり、地域に対して更に必要な存在となるはずです。
 
高い志を掲げることのできるひとになりましょう。
人の心に灯をともせるひとになりましょう。
人の心を温かく包み込めるひとになりましょう。
何時までも一緒にいたくなるひとになりましょう。
太陽がいっぱいあたっているようなひとになりましょう。 

天を見上げれば星が煌いているから美しい。


地を見渡せば花が咲き誇っているから美しい。 

愛情を抱いて行動するからこそ、人は美しくなれるのです。 

私たちが覚悟を持ち、心に決めて行動していくことが我々の使命であり、常に愛を胸に抱き、美しく行動し続けることこそが我々の存在意義なのです。


 
                   基本方針

       1.現状を打破する全員会員拡大の実践
  
       2.青年経済人の責任を果たすひとづくりの実践

       3.効果的な情報発信の実践
  
       4.強い団結力から生まれる友情の構築

       5.未来を担う青少年育成の実践

       6.理解者を増やす活動の実践 


                   
         スローガン


             天に星 地に花 人に愛!

                 愛を胸に美しく!